みなさんこんにちは。まぎょーまです。さて、今までいくつか中間管理職として部下の育成や目標設定の仕方などを書いてきましたが、そもそもどうやって仕事の割り振りをすればよいのか悩む場面もあると思います。
目次
部下に責任を持たせよう!
部下が自分から率先して仕事に取り組んでくれれば管理職である私もあなたもハッピーです。
たまに声をかけて進捗を確認してあげるだけで部下はモチベーションを上げてどんどん成果をだしてくれます。
でも、どうやって責任を持たせるのか。押し付け、やらされ仕事では成果は出ません。
そこで紹介するテクニックが、【権限移譲(エンパワーメント)】というものです。
ただ仕事を振り分けるだけでなく、責任を持たせる、これがポイントです。
権限移譲には4つのステップがある!
ステップは以下の通りになります。
1・仕事を選ぶ
2・人を選ぶ
3・やるべきことを伝え確約を取る
4・フォローアップする
実に単純明快。これだけです。これだけなんですが、実際には責任感を持って仕事をしてくれるようになるには長い月日が必要だったりします。
もしあなたの部下が責任感無く仕事をしているなら、ステップ1から順によく見てゆくことをおすすめします。きっとどこかにつまづくポイントが見つかるはずです。
では、順番に解説してゆきましょう。
ステップ1 仕事を選ぼう
まずは管理職であるあなたが持っている仕事のうち、部下に任せたい仕事、自分でなくてもできる仕事など、『この仕事をあいつに任せたら俺楽できるなぁ』的な仕事を選びます。
理想形はすべての仕事を部下に振って自分は確認のみに徹することですが、人不足の昨今、なかなかそうはいかない会社が多いのも事実です。
なので、【手一杯でなかなかできないけど進めたい仕事】や【ルーティンで行う仕事】などを選ぶとよいでしょう。その仕事をやらずに済めば、あなたはほかの仕事に手が回るはずです。
ステップ2 人を選ぼう
次はその仕事を誰に振るかを考えます。たとえば簡単なPC入力であれば、新人のAさんでも問題ないなとか、営業先のプラン策定などはある程度キャリアのある入社3年目のB君に任せてみようなど、仕事の内容に合わせて人を選びます。
その時に、部下のキャリアアップも考慮して人を選ぶと、次のステップ3で大きな効果を生みます。
ステップ3 やるべきことを伝えて確約を取ろう
ここが最重要ポイントです。例えばB君に前述の【営業先のターゲツト選定】を任せるときに、
『B君、君も営業マンとしてだいぶ成果を上げることができてきた。そろそろ、自分でどこに営業を掛けるのかプランを練って行動してもいいんじゃないかな。それで更に成果が出してくれるのを期待しているよ』
なんて感じて伝えれば、B君は
『課長が僕のことを認めてくれた!よし、やるぞ!』
という気持ちになり、
『課長!ありがとうございます!では早速プランを考えて提出します!』
と言わせることができれば、モチベーションが上がり、バリバリ仕事をしてくれるでしょう。
以前書いた記事、【部下の目標管理】で紹介した【SMARTの原則】での目標設定も併せて読んでいただくことをおすすめします!
ステップ4 フォローアップをしよう!
ステップ3まで確実に実行出来たら、もうあなたの部下は責任感を持ってがむしゃらにがんばっていることでしょう。
でも、ただやらせているだけでは成果にはならない可能性大です。
たとえば前述のB君は今回初めて営業プランを練りましたが、まだまだキャリア3年です。上司がよく確認してあげないと、もしかしたらとんでもないプランになっているかもしれません。
最初はしつこいくらいにまめに確認して、成長してきたら徐々に確認頻度を減らしてゆきましょう。
以前書いた記事【人材育成は簡単!】の【トレーニングの4ステップ】も併せて読んでいただくことをおすすめします!
まとめ
いかがだったでしょうか。『そんな簡単に仕事を振れたら世話ないよ』という方もいるかもしれません。
では、もっと簡単に例えば
『Cさん、この資料をスキャンして○○部長にメールしてくれないかな。終わったら一言声かけてね』
という、ちょっとPCが出来れば簡単な仕事などは日常的に振っていませんか?
これも立派な権限移譲です。仕事が完了したら『課長、先ほどの資料○○部長にメール送信しました』とCさんが報告してくれれば、『ありがとう、助かったよ』とねぎらいの言葉をかけて仕事が完了します。
Cさんはスキャナやメールソフトの使い方を知っているのでとくにフォローアップする必要はありませんでしたが、基本は権限移譲の4ステップに則って行っています。
難しく考える必要はありません!ぜひどんどん仕事を振り分けて、楽をする・・・だけではなく、
管理職のあなたは一段レベルの高い仕事に取り組んでゆきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!