40代からの7つの習慣(実践編)第1の習慣 主体的である

みなさんこんにちは。まぎょーまです。

さて、前回7つの習慣の概要を説明させていただきましたが、今回からそれを1つずつ詳しく見てゆきたいとおもいます。

ちなみに、第1の習慣から第3の習慣を身に付けることで自立し、『私的成功』を達成し、第4から第6の習慣を身に付けることで『公的成功』を得ることができるということです。うーん、なるほど。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

新品価格
¥2,376から
(2019/8/28 22:50時点)

主体的であるとは?

主体的・・・自分の意志、判断に基づいて行動するさま(goo辞書より)

7つの習慣のすべての土台となるものです。

自分の意志で動くことを大前提とし、そうしなければ何も身に付かないとまで言われています。

周りで起こっていることに流されず、自分の判断で言動や行動、そして人生も選択できる人物になりましょう、ということです。

管理職としては正に理想とする姿ですね。

自分で考えて行動するのはあたりまえだと思う方も多いと思いますが、それができない方がいるのも事実です。

また、主体的の反対語として、周りの状況にや出来事に感情的になってしまうことを【反応的】といいます。

主体的に関しての具体例を挙げてみます。

あなたはとある自動車部品製造会社の設計部に所属する課長です。

突然上司である部長に呼ばれ、ミーティングをすることになりました。

部長

『○○課長、これから作り始める例のパーツなんだが、急にクライアントから再設計の指示が出ている。とはいえそう長く生産を伸ばすことはできない。まあ、君のキャリアなら2日もあれば修正できるだろうからクライアントにはその旨伝えておいたよ』

そのパーツ設計は、課員8名が総動員でクライアントの意向に沿うようにトライ&エラーを繰り返しなんとか締め切りまでに仕上げたものでした。

課員は疲れ切ってはいますが、達成感も感じていました。

クライアント側もその出来に大いに満足し、近日中に製造ラインに流れることが決まっていました。

そのために生産部は人材の補充をし、マニュアルを作成して準備を万全にした矢先の出来事です。

なぜ再設計なのか?

理由はデザインに重大なミスがあったため形状を変更してほしいということが判明しました。

設計部長は次の人事異動で昇進することを目論んでおり、社内的にも社外的にもここで株をあげるとを最優先に考えているようです。

部下の超過勤務などお構いなしです。

 

さて、あなたならどうしますか?

 

まずは先に反応的な人の考え、発言を見てみましょう。

 

反応的な人

(えー、まじかよ。どれだけ時間かかったと思ってんだ。2日とかありえないし。しかもクライアントに言っちゃってるの?じゃあお前がやれよ。まあそれは無理か。この人設計できないし。一般社員なら残業手当が出るからまだ救われるけど、俺は管理職だから残業手当出ないんだぞ。その分評価上げてもらってボーナスでカバーしてくれるのか?いや、この部長自分の出世しか頭にないから無理だな。無理。俺は疲れてるんだ。ほかの課に回してくれ。俺の課だけががんばっているんだ)

 

もうネガティブ満載な思考です。

 

そして、部長に対する発言は、

『部長、それはできません。今話を聞く限りでは少なくとも徹夜で1週間はかかります。ほかの課に回すべきです。私の課は疲れ切っています。

 

発言もネガティブ満載です。

 

できないという思考から離れられず、なんとか逃げることだけを考えています。

いわゆる刺激即反応、というやつです。

 

それに対して主体的な人の考え、発言は・・・

 

主体的な人

(なるほど、せっかくできたものをほぼ0の状態から作るのか。さすがに2日では難しいか?でも今うちの課員は大きな成功体験をしたことでチーム力も個々の能力も上がっている。采配を考え、集中して行えばできるかもしれない。あとはできた時のご褒美を部長に交渉するか)

状況を判断し、目標を成し遂げるための作戦をポジティブに考えています。

そして部長にこう言います。

『部長、かしこまりました。まず、実現可能か今から課員全員とミーティングを行います。2日ではできない可能性もありますが、やるためにどうするのか、ブレーンストーミングを行ってきます。そしてお願いなのですが、目標通り完成した場合、課員になにか振舞いたいと思います。少なくとも徹夜で進める必要がありますので、特別休暇や食事会、もしくは特別手当のようなものがいただければうちの課員もモチベーション高く仕事をしてくれます。私も彼らの能力を最大限に引き出せるように注力しますので

 

ただやってもできないけど、こうやればきっとできるかも、といった内容を伝え、また部長を利用してプラスアルファを得ようと交渉しています。

刺激を一旦受け止め、冷静に考えることでなにが最善かを導き出しています。

 

簡単に言えば、【前向きで、つねにポジティブシンキングで、できない理由ではなく、どうすればできるかを考えて行動できる】人が主体的な人、と言えるでしょう。

最後に・・・

いかかだったでしょうか。

我々中間管理職はつい上司や部下のせいにしてしまうことがあるかもしれません。

実際私もよくあります。

でも、言われたことや起こってしまった問題に対してすぐに反応するのではなく、一旦自分の中で受け止める、これが重要なポイントです。

そうすることでネガティブな発想が引っ込み、前向きな発想がでてくるはずです。

 

私もそうなれるようがんばります・・・

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

まんがでわかる 7つの習慣

新品価格
¥900から
(2019/8/28 22:52時点)